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北京は100%人工雪!今後の冬季オリンピック開催の危機…

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北京は100%人工雪!今後の冬季オリンピック開催の危機…

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Mar 13, 2022
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北京は100%人工雪!今後の冬季オリンピック開催の危機…

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おはようございます🌞

🌱本日のニュースレターは…?

  1. 北京は100%人工雪!冬季オリンピック開催の危機…

  2. 衛星映像でメタンガスの流出源を可視化!?


🎿北京は100%人工雪!冬季オリンピック開催の危機…

■くわしく🏃‍♂️🏃🏻‍♀️💨

北京オリンピックは、事実上100%人工雪を使用する初めての冬季オリンピック。実は、今までも2014年のソチ五輪では8割、2018年の平昌大会でも9割が人工雪だった。人工雪の問題は、作るために大量のエネルギーと化学物質が必要な点だ。

中国の当局者は、雪作りに自然に降った雨とリサイクルされた水を使用していると述べている。しかし、ラフボロー大学によると、北京大会では、スノーマシンで凍らせた4900万ガロンの化学処理水(約1億8548億リットル=約1億人が1日に飲む水の量に匹敵)が使用されるとのことだ。地球温暖化の影響を受け、将来的に冬季オリンピックの開催自体が懸念されている。(INSIDE EDITION)

■bilityからひとこと💬

硬い人工雪によって負傷してしまうニュースが日本でも注目されていました。スノーボード女子の芳家里菜選手や、スキーフリースタイル女子の近藤心音選手などの負傷が報道されていました。環境面だけでなく、選手の健康面にも不安の声が上がっています。

bilityメンバーの間では「オリンピックで人工雪をこんなにも使っていることを初めて知った!」という声が上がりました。冬季オリンピックでは、廃棄や移動などはもちろん、人工雪の製造方法についても今後注目していきたいです。


🚀衛星映像でメタンガスの流出源を可視化!?

■くわしく🏃‍♂️🏃🏻‍♀️💨

カーボンマッパー社はNASAやアリゾナ大学と提携し、赤外線を用いて衛星より地球上のメタンガス流出源を可視化。メタンは石油やガスの施設から、またはコンプレッサーステーション(天然ガスの流れと圧力を維持する施設)から漏れることが多いそうだ。CO2よりも温暖化に影響のあるメタンガスの流出を食い止めることは、温暖化防止により効果的であると見ている。昨年発表されたIPCCレポートでもメタンガスが温室効果の約30〜50%を占めると報告されていた。

今まで石油会社などが実際に排出する温室効果ガスの量が正確にはわからなかったため、責任に問われることはなかった。そのため、この技術で大手企業のメタンガス排出の食い止めに期待が集まる。しかし、現在は雲が多い地域(カナダや中国)の撮影は困難であり、陸上の流出源のみ撮影可能だそうだ。今後、解像度が高まれば、ピンポイントで流出のエリアと個々の石油施設の特定が可能になる。エディンバラ大学の教授、パルマー氏は「センサーの精密性強化により、大手の石油会社によるメタンガス流出の黙認は疎か、言い逃れできないようになるだろう」と言っている。(BBC)

■bilityからひとこと💬 

bilityでも「アツいね〜」とこのニュースに歓喜余る反応でした。衛星映像と赤外線を駆使し、ガスの流出源が見えるようになるという今までにない技術に感動し、これからの研究に期待を寄せています。

反面、流出源が見えるからといって、ダイレクトに大手石油会社が責任に問われるということはないだろう、という議論も上がりました。実際、たびたびニュースでも目にする大規模な石油流出も、原因となる会社が明確であっても責任に問われず、地元の人たちが掃除をする光景もよく目にしますね。

(画像:Mecro Press、ペルーでのオイルスピル)

もちろん可視化も大きな一歩、可視化なくてはその先には進めません。ですが、そこで留まらず、原因となる団体が責任に問われるような法改正が必要だ、と話しました。これからの技術発展に期待を寄せる一方、環境保護には法も民衆も変革を遂げる「システム改革」が不可欠!と言っても過言ではないかもしれませんね。

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