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【ブイクック工藤さん|イベントレポート】ヴィーガンから考えるソーシャルイシュー解決のヒント

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【ブイクック工藤さん|イベントレポート】ヴィーガンから考えるソーシャルイシュー解決のヒント

Mar 3, 2022
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【ブイクック工藤さん|イベントレポート】ヴィーガンから考えるソーシャルイシュー解決のヒント

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おはようございます🌞今回はいつもと少し違うニュースレター。

2月初旬にコミュニティ内で開催した初ゲストイベントの様子をお届けする号になっています。今回は、ヴィーガンレシピでお馴染みのブイクックから代表の工藤柊さんをお招きして、ソーシャルイシューに立ち向かうためのヒントを聞いてきました!

🌱今日のニュースレターは…?

  • bility、初の外部ゲストとトークイベント!(4min)

と、少しコンパクトなニュースレターとなっています!どうぞお楽しみに。


bility 初の外部ゲストとトークイベント🎉

■ひとことでいうと…

先週bility にて、ヴィーガン料理に特化したレシピ投稿サイト・ブイクックの創立者である工藤柊さんをお招きし、トークイベントを行いました🌱

■もっとくわしく!

イベントでは「ヴィーガンから考えるソーシャルイシュー解決のヒント」というテーマで工藤さんに質問に答えていただく形で進めました!

▶︎ゲストスピーカー
株式会社ブイクックCEO:工藤 柊

1999年大阪生まれ。
2016年よりヴィーガン生活を開始。
神戸大学国際人間科学部・環境共生学科在学中にヴィーガンの選択肢を増やす活動として大学食堂へのヴィーガンメニュー導入支援活動を行い、ヴィーガンカフェThalloの店長も務めていた。のちに日本各地を回り、300名以上のベジ当事者と出会い、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティを設立。投稿型レシピサイト・ブイクックをリリースし、2020年株式会社ブイクックを設立。870名ものクラウドファンディング支援により<世界一簡単なヴィーガンレシピ>を自費出版。2022年にはヴィーガン商品を多数扱うブイクックモールを正式リリース。
  • 工藤柊さんについて

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  • ブイクックモールはこちら

■イベントの概要

2月2日のイベントの前に、菜食に興味のあるbilityメンバーでヴィーガン生活を続ける/始めることに関する悩み、解決方法、工藤さんへの質問等のブレインストーミングを行い、結果を元に工藤さんへの質問を組み立てました。

(下記の画像中心のマッピングがそのブレインストーミングの結果)

本日のニュースレターでは工藤さんとのディスカッション内容をいくつか紹介します✨

質問①『ヴィーガンを続ける上でクリティカルだと思うこと』

工藤さんの答え:

「ヴィーガンの続けにくさ」には二種類の壁があると考えている。

① フィジカルアヴェイラビリティ[Physical availability]、物理的に手に入る環境か。例えば、ヴィーガンレストランが多い、ヴィーガンレシピの情報が簡単に手に入る、ヴィーガン食材が手に入るかなど。

②人間関係において、理解ある人が周りにいるかどうか

工藤さんの活動は①にフォーカスしている。理由としては、ヴィーガンを続けやすいか、始めやすいか、ということにより直接的に関連しているからだ。例えば、東京と大阪はフィジカルアヴェイラビリティが違う。周りの環境やお店の多さにより、東京での方が気軽な興味でヴィーガン生活が始められる。

前者が解決され、ヴィーガンを始める人が増えれば、知り合いにヴィーガンが増えたり、憧れのインフルエンサーがヴィーガンであったり、雑誌に取り上げられているのを目にすることによってさらに身近なものになるだろう。そうすれば、後者の壁は時間が解決してくれる。時間の流れにより、必然的にヴィーガンを生活に取り入れる人はさらに増えていく、という考えだ。

よって前者に積極的に取り組むことによってハードルを下げ、波及効果によってフィジカルアベイラビリティをさらに増やし、ハードルをさらに下げ、二つ目の壁への効果も期待しているそうだ。

質問②『ヴィーガンなかなか理解してもらえない、どうすれば?』

工藤さんの答え:

現在は、工藤さんの仕事や活動を知った上で接することが多いため、批判をされることは滅多にないという。それでも、全ての人がヴィーガンの意義を理解し、賛同してくれるわけではない。それを踏まえて彼は、理解してくれる/してくれない、という点に執着するのではなく、「そういうものだ」と思ってもらうようにアプローチしているそうだ。

その前提で、理解してもらいたい場合には、相手の理解できる範疇の概念に当てはめて説明するようにしている。例えば、『「ビニール袋ではなくエコバックを選択すること」と同じように、二つの選択のうち自分が<良い方>だと思う選択しているだけだ』というように、相手の身近な領域の例えを用いて説明するようにしているそうだ。

身近な人の理解を得られないという理由で苦しむbilityメンバーもいる中、工藤さんの言葉は今後のアプローチの仕方を見直すきっかけとなった。

■ bilityのひとこと:他に印象に残った言葉

イベント終了後、bility運営メンバーとイベントの振り返りを行い、他にも印象に残っている対話について話し合いましたので、こちらで紹介します🌸

工藤さんが幾度も繰り返した「時間の問題だ」という言葉…。喫緊の課題ではあるものの、自分ができることをやってさえいれば、あとは時間の問題だ!というマインドで社会問題に取り組むようにしているという意味でお話ししてくださいましたが、印象深かったと話すメンバーが多数いました。気候危機が迫っていると考えるとどうしても焦ってしまい、気候不安に駆られてしまうこともあります。けれど、焦って、不安になって、精神を消耗してしまうのも持続的ではありません。工藤さんの言葉は「まずは自分のやれることを自分のペースでやっていこう。そうすればきっと大丈夫」と安心と勇気を与えてくれる言葉でした。

同じような理由で「小さな成功を祝おう」という言葉も印象に残りました。完全にヴィーガンになれなかったとしても、自分のペースで継続していくことに意味があると力強く語ってくれた工藤さん。その言葉は、ヴィーガンではなくフレキシタリアンとして罪悪感を感じてしまうbilityメンバーにも、安心感を与えてくれました。

他にも、

・ブイクックは一方通行のウェブサイトではなくコミュニティとして機能していることで、メンバーがお互いのことを支えあえている。

・個人ででも周りにシェアし、ポジティブに実体験を共有することに、意外とインパクトがある。

・理解してくれない大切な人に理解を求めて砕けるより、自分の意思を死守することが大事。

などイベント中に印象に残った工藤さんの言葉は沢山ありました。

コミュニティ運営やポジティブメディアを発信するbilityの活動にも関連する言葉ばかりで、今後のイベントプランニングに胸を躍らせています。

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