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💭Z世代が抱える気候変動への不安
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💭Z世代が抱える気候変動への不安

vol.13

Sep 28, 2021
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おはようございます!🌞

コロナウイルスが蔓延してから約1年半、おうち時間が圧倒的に増えましたね。最初は楽しんでいたものの、そろそろ限界😢という方も多いのではないでしょうか?世界的にメンタルヘルスへの関心が高まり、瞑想やマインドフルネスなどに取り組む人も珍しくありません。

そんな中、海外では「気候変動に対する不安感」が大きな問題として注目されています。本日はそんな気候不安(Climate Anxiety)の記事と、それについてのメンバーの等身大の声をお届けいたします。


🌱今日のニュースレターは…?

  1. 若者が感じている”気候変動への不安感”って?(2min)

  2. TEDを見て、自身が抱える”不安感”について話してみた(3min)


■ひとことでいうと…

世界10ヵ国の若者1万人を対象に実施した最新調査で、若者が抱く気候変動への不安感がかなり深刻であることが分かった。慢性的なストレスは身体的・精神的に健康を害す危険性が増える、と研究者は危惧している。

■もっとくわしく!

バース大学が中心となって、16歳から25歳までの1万人を対象に気候変動に紐づく感情に対する調査を行った。この調査に回答した多くは、自分たちに将来がない、人類は滅亡すると思う、政府の対応は足りていないと主張している。

  • 60%「気候変動に対してとても/ものすごく不安を感じている」

  • 56%「人類は破滅すると思う」

  • 65%「政府は若者の期待を裏切っている」

若者は環境破壊だけでなく、政府が十分な行動を起こしていない事実から気候不安を感じていることがわかった。この調査の筆者たちによると、「最も深刻な不安を感じていた国は、気候政策がとても弱いとされている国だった」という。

重ねて、度重なる山火事に見舞われているポルトガルが、調査をした豊かな国の中で最も不安を感じているという結果も出た。回答者のひとりはこう語っている。「死にたくはない。でも、子供たちや動物を気に掛けない世界には住みたくないんです」(BBC NEWS)


この記事を読んで、「気候変動に関して、実際にどんな不安を感じている?」というテーマでメンバー3人で話してみたところ、とってもいいTED talksを見つけました!

TED talks「終末論疲れを気候変動へと立ち向かう行動へと変える方法」(ペール・ストクネス)

「どうしたら人々を気候変動問題解決に巻き込めるか?」をテーマにしたこのTED talksで、ストクネス氏は気候変動に対してアクションを起こせないのは、心理的なバリアによるものだと指摘します。

例えば、今までにこんなことはありませんでしたか?

気候変動のニュースを耳にした時、そのスケールの大きさに圧倒され、「北極の氷が溶けているけど、自分の地域には特に影響はないだろう」などと知らんぷりしたくなったり。あるいは、自分の生活が気候変動にどのような悪影響を及ぼしているがを自覚したとき、「自分だけ牛肉を食べるのを辞めたとして、地球規模の問題は解決しない」と考えて、あきらめてしまったり。

このような疲労感はbilityメンバーも経験しているものでした。

メンバーのおしゃべりをちょっと覗いてみましょう…😉

  • Ayusa: デンマーク留学をきっかけに気候変動に興味を持った、bility立ち上げメンバー。

  • Mai: 大学時代から環境ボランティアに取り組む、エンタメラバー。同じく、bilityに立ち上げからジョイン。

  • Asu: 大学では地方の再エネ企業でインターン。グローバルなバックグラウンドを持つ帰国子女。

■■■■■

Ayusa:

 このTED talksみてどう思った?私は「こんなに地球環境ヤバいんだよ!」と深刻性を訴えるドキュメンタリーを見るたびに、自分は何も大きな事できてない…って考えちゃって。そのギャップにたまに落ち込んでたな…で、結局モチベーション無くなっちゃうってのもあるあるだった(笑)

Mai:

わかるなぁ。大学1年生の時は、特にしんどくなってばっかりだった…気候変動に関して勉強すればするほど、自分が今まで気候変動に加担していたんだ!という事実に打ちのめされて、家で泣くことも…「私たち人間が消えたら、地球は存続するんだよなぁ」という結論にたどり着いちゃうくらい思いつめてたし。そのあとは、自分が泣いてる間にも地球が温暖化しているということに気づいて、身近なところでできることをやろう!というマインドにシフトできたけど。

Asu:

私は「自分だけがアクションしても変わらない」とわかっていたけど、「自分が気候変動の原因になりたくない」という思いからアクションしてたな。自己満足だって割り切ってたし、そこから何かいい影響が生まれるんであれば、いいじゃん?って。

Ayusa:

そうだね。そのマインドセット超大事。日常生活だと、意外と自分の周りの人が気候変動に対して興味持ってないんだ、って気づかされるタイミングが結構あってさ。気候変動の深刻さよりも、周りの人達との関心のギャップにしんどくなることが多かったかもな。「気候変動…なんでしたっけ?SDGs的なやつ?」みたいな。

Mai:

私もあったな、それ。環境ボランティアの話すると、「ボランティアなんかしてるの?意識高いね」っていう反応が返ってくるのとか日常茶飯事だもん。

Ayusa:

うちらの気候不安は気候変動の深刻性から来ているというより、むしろ周りの人達とのギャップが要因になっていることが多そうだね。

Asu:

たしかに。でもこれからもっと多くの人達を巻き込んでいきたいから、「環境に気を使っている私かっこいい」のスタンスを保って自己満足だとしても継続することが大事だと思ったな。

■■■■■

いかがだったでしょうか?この会話を通して、気候変動は他人事などではない、という事実に気づくことができました。

日本では、まだまだ気候変動ムーブメントが広がっている最中。個人が気候アクションを実行する中で、周囲との関心のギャップに苦しんだり、ムーブメントに巻き込むべき人数に圧倒されたり。これから通るなが~い道のりを想像して不安に駆られることもあるかもしれません。

でも、まずは隣の人に気候アクションの楽しさを伝えていくこと。これを重ねていけば、徐々に伝播していき、いつしかシーンを切り拓くんだと思っています。

だから、自分たちが気候に配慮していることに誇りを持って、気候アクションはこんなに楽しく、クリエイティブで、ときには生活を豊かにしてくれるんだよ、ということを忘れずにいたい。そして、まずは自分がアクションを継続していきたい。


…でも、独りだとなかなかアクションにまで踏み切れないっ!!継続できない!

そんな思いを感じたbilityのメンバーでbility Climate Club (bCC)結成しました!🔥🔥(名前はインスタのbioにもかけるようなおしゃれな感じを目指してみましたが、いかがでしょうか?😎)

bCCは気候変動についてのカジュアルなおしゃべりを通し、お互いを気候アクションへとエンパワーするためのコミュニティです。近い将来、読者のみなさんを巻き込みながら活動していこう、と思っています。


今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次のニュースレターで、またお会いしましょう。


bilityはまだ始まったばかり。ちいさな気づきやもっとこうしてほしい!の声など、あなたの声を気軽に編集部まで届けてくださいね。

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👋bilityについて

bilityは気候変動のソリューションとなるテクノロジー&アイディアに関する日本語での情報不足を感じたことから立ち上がったメディア。世界のClimate Techに関する先進事例やワクワクするような情報をキュレーションしています。共に学び、考え、アクションの種を育てていく。これがbilityの目指すゴールです。

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